新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
株式会社GameWith
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 3
3.事業の内容 ……… 4
4.関係会社の状況 ……… 6
5.従業員の状況 ……… 6
第2 事業の状況 ……… 7
1.業績等の概要 ……… 7
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 9
3.対処すべき課題 ……… 10
4.事業等のリスク ……… 11
5.経営上の重要な契約等 ……… 15
6.研究開発活動 ……… 15
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 16
第3 設備の状況 ……… 18
1.設備投資等の概要 ……… 18
2.主要な設備の状況 ……… 18
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 18
第4 提出会社の状況 ……… 19
1.株式等の状況 ……… 19
2.自己株式の取得等の状況 ……… 38
3.配当政策 ……… 39
4.株価の推移 ……… 39
5.役員の状況 ……… 40
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 45
第5 経理の状況 ……… 52
1.財務諸表等 ……… 53
(1)財務諸表 ……… 53
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 89
(3)その他 ……… 91
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 92
第7 提出会社の参考情報 ……… 93
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 93
2.その他の参考情報 ……… 93
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 94
第三部 特別情報 ……… 95
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 95
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頁
第四部 株式公開情報 ……… 96
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 96
第2 第三者割当等の概況 ……… 98
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 98
2.取得者の概況 ……… 101
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 104
第3 株主の状況 ……… 105
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成29年5月30日
【会社名】 株式会社GameWith
【英訳名】 GameWith,Inc.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 今泉 卓也
【本店の所在の場所】 東京都港区六本木六丁目10番1号
【電話番号】 03-5775-5233(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役管理部長 東 陽亮
【最寄りの連絡場所】 東京都港区六本木六丁目10番1号
【電話番号】 03-5775-5233(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役管理部長 東 陽亮
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
提出会社の状況
回次 第1期 第2期 第3期
決算年月 平成26年5月 平成27年5月 平成28年5月
売上高 (千円) 7,005 389,024 994,031
経常利益又は経常損失(△) (千円) △34,730 124,567 329,776 当期純利益又は当期純損失(△) (千円) △34,996 94,263 220,494
持分法を適用した場合の投資利益 (千円) - - -
資本金 (千円) 90,501 340,501 340,501
発行済株式総数 (株)
普通株式 3,000 3,000 120,000
A種優先株式 600 600 24,000
B種優先株式 - 500 20,000
純資産額 (千円) 145,004 739,268 959,762 総資産額 (千円) 151,660 852,293 1,211,434 1株当たり純資産額 (円) △1,387.56 10.89 37.78 1株当たり配当額
(円)
- - -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-)
1株当たり当期純利益金額又は1 株当たり当期純損失金額(△)
(円) △12,241.83 12.83 26.89 潜在株式調整後1株当たり当期純
利益金額
(円) - - -
自己資本比率 (%) 95.6 86.7 79.2
自己資本利益率 (%) - 21.3 26.0
株価収益率 (倍) - - -
配当性向 (%) - - -
営業活動によるキャッシュ・フロ ー
(千円) - 97,475 279,217
投資活動によるキャッシュ・フロ ー
(千円) - △118,652 △67,681 財務活動によるキャッシュ・フロ
ー
(千円) - 498,219 -
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) - 619,179 830,714 従業員数
(人)
7 8 26
(外、平均臨時雇用者数) (6) (35) (53)
(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。
2.第1期の売上高には消費税等は含まれておりますが、第2期から第3期の売上高には、消費税等は含まれて おりません。
3.持分法を適用した場合の投資利益については、当社は関連会社を有していないため記載しておりません。 4.第1期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社株式
は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、また、1株当たり当期純損失金額であるため記載して おりません。第2期、第3期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高は ありますが、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。 5.第1期の自己資本利益率については、当期純損失を計上しているため記載しておりません。
- 1 -
6.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
7.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。
8.当社は、第2期よりキャッシュ・フロー計算書を作成しておりますので、第1期のキャッシュ・フロー計算 書に係る各項目については、記載しておりません。
9.第1期、第2期及び第3期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しております。第2期、第3期の財務諸表については、株式会社 東京証券取引所有価証券上場規程第211条第6項の規定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定 に準じて、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けております。
なお、第1期については、有限責任 あずさ監査法人の当該監査を受けておりません。
10.平成28年2月10日開催の取締役会決議により、平成28年3月7日付で株式1株につき40株の株式分割を行っ ており、また、平成29年3月15日開催の取締役会決議により、平成29年4月1日付で普通株式1株につき50 株の株式分割を行っております。そのため、第2期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり 純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。
11.当社は、平成29年2月15日付をもって、株主の請求に基づき、A種優先株式(24,000株)、B種優先株式
(20,000株)の全てを自己株式として取得し、対価として普通株式44,000株を交付しております。なお、当 社が取得したA種優先株式、B種優先株式については同日開催の取締役会決議に基づき同日付をもって全て 消却しております。
12.当社は、平成28年2月10日開催の取締役会決議により、平成28年3月7日付で株式1株につき40株の株式分 割を行っており、また、平成29年3月15日開催の取締役会決議により、平成29年4月1日付で普通株式1株 につき50株の株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第1期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、有限責任 あずさ監査法人 の監査を受けておりません。
回次 第1期 第2期 第3期
決算年月 平成26年5月 平成27年5月 平成28年5月
1株当たり純資産額 (円) △0.69 10.89 37.78
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期 純損失金額(△)
(円) △6.12 12.83 26.89
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 (円) - - -
1株当たり配当額
(円)
- - -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-)
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2【沿革】
年月 概要
平成25年6月 ゲームの攻略情報サイトの運営を目的として、東京都港区に当社を設立。 平成25年9月 ゲーム攻略情報サイト「GameWith」をリリース。
平成26年3月 本社を東京都港区内で移転。 平成27年6月
平成28年9月 平成29年3月
本社を東京都港区内で移転。
ゲーム攻略等の動画実況に係る広告の事業化を開始。 コミュニティ機能の提供を開始。
- 3 -
3【事業の内容】
当社は、「ゲームをより楽しめる世界を創る」という経営理念のもと、平成25年6月に設立いたしました。本当に 知りたいゲームの情報が得られる場所が存在すればもっとゲームを楽しめるようになるという想いから、平成25年9 月にゲーム攻略情報メディアとしてウェブサイト「GameWith」をリリースいたしました。「GameWith」では現在、ゲ ーム攻略情報だけでなく、新作ゲームのレビュー、動画配信、コミュニティ機能等を提供しております。当社の事業 は、ゲーム情報メディア「GameWith」の運営・管理を行うメディア事業の単一セグメントであります。
当社は、「GameWith」のメディアとしての価値を高めるために、以下の①~④のコンテンツの提供と充実を図って おります。
① ゲーム攻略記事
主にスマートフォンゲーム等の攻略情報に関する記事を提供しております。
当社の特長は、ゲームの攻略や記事の作成を外注するのではなく、当社に所属するライターがゲームタイトル毎 にプロジェクトチームを編成し、実際にゲームを攻略して記事を作成する点にあります。ゲームに特化したライタ ーが複数人で記事を作成することで正確性の高いゲーム攻略情報の提供が可能であると考えております。また、平 成26年5月に開始した「GameWorks」はゲーマーのためのクラウドソーシングであり、当社が作成した攻略情報に 対して一般ユーザーから募った意見や間違いの指摘を踏まえて反映させることで、正確性の高いゲーム攻略情報の 提供が可能であると考えております。
さらに、ゲーム内でのイベントやアップデートに合わせてタイムリーに記事の提供を行うことでユーザーのニー ズに対応し、メディアとしての価値を高めていると考えております。
また、平成28年5月に攻略情報に関連するアプリをリリースいたしました。従来ウェブサイトで提供を行ってい た攻略情報をアプリ化してリリースすることにより、ユーザーはより快適に当社のコンテンツを利用することが可 能となっております。また、攻略情報アプリでは、ゲームの共闘メンバーの募集に係る自動マッチング機能等を設 けております。
なお、平成29年4月末時点では9つのiOSアプリと1つのAndroidアプリをリリースしておりますが、今後もユー ザー数、ページビュー数等当社の基準に照らして新たな展開を検討してまいります。
② ゲームレビュー
新たにゲームを始めるきっかけ作りのため、ゲームのレビュー情報の提供を行っております。
ここでは、ゲームの情報が発表されると、当社に所属するライターがレビュー記事を作成し、一部のゲームにつ いては自社スタジオで動画の制作を行うことで、よりゲームの良さが伝わりやすいレビュー記事の作成を行ってお ります。
ユーザーはレビュー記事を見ることで、リリース前から新作ゲームの内容を把握することができるだけでなく、
「GameWith」の事前登録機能を利用することで新作ゲームがリリースされた際には通知を受け取ることも可能とな っております。
③ 動画配信コンテンツ
動画配信コンテンツは当初、攻略情報をユーザーにより分かりやすく伝える手段として掲載されておりました が、現在は当該役割のみならず、リアルタイムでのゲームプレイ動画の配信等、動画ならではのコンテンツの企 画・運営を行うことにより、ゲームの楽しみ方をユーザーに提供しております。
当社所属の動画出演者による動画再生数が増加してきたことから、平成28年9月から動画中に広告を挿入するこ とで広告収入を得ているのに加え、当該動画出演者がゲームのプロモーションだけでなく、商品の販売促進を行う サービスも広告商材として販売しております。
④ コミュニティ機能
平成29年3月から提供を開始したコミュニティ機能とは、ユーザー同士で交流することが可能となる機能のこと であります。具体的には、お気に入りのユーザーをフォローすることで、フォローしたユーザーの投稿を確認で き、また、ユーザーの投稿に対して、他のユーザーがコメントすることや、「GameWith」の記事やレビューにもコ メントを付けることができます。
上記コンテンツの提供と充実を図ったことにより、第4期第3四半期では、「GameWith」は月間8億9,030万ペー ジビュー(注1)、月間ユーザー数(注2)4,176万人(以上、第4期第3四半期の月間平均数値)となっており、 サービス開始以来順調に増加しております(Google Analytics調べ)。
(注1 )月間ペ ージビュ ーとは、閲覧 され たページ の合計数です 。同じ ページが繰り返 し表示された 場合も 集計さ れ ます。
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(注2 )月間ユ ーザー数とは 、ひ と月の間に 1回以 上セッシ ョンが発生したユーザ ー数 です。 新規とリピ ーターの両 方を含みます。
当社は、先述したコンテンツを提供するなかで、広告主または広告代理店に対して、アドネットワーク(注3)等 を利用した「ネットワーク広告」または「タイアップ広告」として広告枠を販売すること等で収益を得ております。 具体的には以下の(1)~(3)となっております。
(注3)アドネットワークとは、広告媒体のWebサイトを多数集めて形成される広告配信ネットワークのことで す。
(1)ネットワーク広告
当社は、「GameWith」のインターネット広告枠の他に、動画配信を行う際の広告枠、攻略情報アプリ内の広告枠に つき、アドネットワークを経由して広告の配信を行い、広告収入を得ております。
(2)タイアップ広告
当社は、広告主または広告代理店に対して、広告枠を販売しております。主な広告主は、ゲームパブリッシャー
(ゲーム制作会社)であり、当社のメディア価値を商品化し、新作ゲームアプリの認知度向上、当該アプリのユーザ ーの定着率向上等を目的として、広告主に対して以下のⅰ)~ⅳ)のプロモーションを提案・販売しております。
ⅰ)当社ウェブメディアでのバナー広告やゲーム紹介動画を含む記事広告等
ⅱ)ゲームの攻略情報の作成・管理・運用
ⅲ)Twitter社のTwitterを利用したゲーム紹介等
ⅳ)当社所属の動画出演者によるレビュー等
(3)その他
上記(1)(2)の主な商材の他、スマートフォンアクセサリー等の商品企画・販売や、Apple,Incが提供するサ ービスで、「GameWith」上にリンクを張り、売上に応じた報酬を受け取るというアフィリエイトプログラムを利用し た収入等を得ております。
[事業系統図]
- 5 -
4【関係会社の状況】
該当事項はありません。
5【従業員の状況】
(1)提出会社の状況
平成29年4月30日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
39(63) 31.3 1.4 6,389
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む。) は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.当社は「メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員数の記載はしておりません。 4.従業員数が最近1年間において15名増加しましたのは、主として業容拡大に伴う採用によるものでありま
す。
(2)労働組合の状況
当社の労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
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第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第3期事業年度(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日)
当事業年度における我が国経済は、緩やかな回復基調が続いており、企業収益も改善傾向にありますが、そのテ ンポは緩やかになっております。
当社をとりまく経営環境につきましては、インターネット広告市場は継続的に拡大を続けており、インターネッ ト広告費は、平成25年は9,381億円であったものが、平成28年では前年比13.0%増の1兆3,100億円となっておりま す。とりわけ、運用型広告費(※)は、平成25年は4,122億円であったものが、平成28年度では前年比18.6%増の 7,383億円と成長しております(注1)。
また、我が国のモバイルインターネットの利用環境につき、平成27年9月末のスマートフォン契約数は7,237万 件となっており、携帯電話端末契約数全体の56.9%まで達しており、スマートフォン契約数は今後も拡大するもの と予測されております(注2)。また、スマートフォン向け広告費に係る市場規模は、平成29年度には5,369億 円、平成30年度には6,182億円になると予測されております(注3)。
このような環境のもと、当社におきましては、ゲーム攻略情報サイト「GameWith」にて、スマートフォンゲーム に係る攻略情報の提供に注力してまいりました。当社所属の攻略情報ライターが記事を作成し、自社で検証したゲ ーム攻略情報を安定的に提供することにより、ユーザーからの支持が得られていると考えております。また、新作 ゲームをレビューするコンテンツをリリースしたことにより、攻略情報を利用する既存ユーザー以外に、新たにゲ ームを始めようとするユーザーのニーズに対応しております。
以上の結果、当事業年度の売上高994,031千円(前年同期比155.5%増)、営業利益は330,759千円(前年同期比 160.4%増)、経常利益は329,776千円(前年同期比164.7%増)、当期純利益は220,494千円(前年同期比133.9% 増)となりました。
なお、当社は「メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
(注1)株式会社電通「2013年 日本の広告費」「2016年 日本の広告費」
(注2)株式会社MM総研「スマートフォン・MVNOの月額利用料とサービス利用実態(2015年12月)」
(注3)株式会社CyberZ・株式会社シード・プランニング共同調べ「2016年 スマートフォン広告市場動向調査」
(※)運用型広告とは、膨大なデータを処理するプラットフォームにより、広告の最適化を自動的もしくは即時的 に支援する広告手法のことであります。
第4期第3四半期累計期間(自 平成28年6月1日 至 平成29年2月28日)
当第3四半期累計期間における我が国経済は、一部に改善の遅れもみられますが、緩やかな回復基調が続いて おります。企業収益についても改善の動きがみられ、雇用情勢も改善しておりますが、個人消費については持ち直 しの動きが続いているものの、このところ足踏みがみられております。
当社の 属するイン ターネ ット広 告 市場に おいては 、国内 のインタ ーネッ ト普及率 は毎年 増加して おり、平 成27 年 のイ ンタ ーネ ット 普 及率は 83.0% (注 1) となっ てお りま す。 これ に伴 い、 イ ンタ ーネ ット広告 市場 は、 テレ ビ、新聞に次ぐ広告媒体へと成長し、今後も当該市場は拡大していくものと想定されます。特に、スマートフォン 向け広告費に係る市場規模は、平成29年度には5,369億円、平成30年度には6,182億円になると予測されております
(注2)。
当社にお きまし ては 、既存の 商材で あるネ ットワー ク広 告につき 、広告運 用に 係るオペレ ーショ ンや広 告枠の 改善等を行い、収益性の改善に取り組みました。また、第2四半期から引き続き、タイアップ広告の販売の強化や 動画広告等の新たな商材の展開に積極的に取り組みました。
この結果、当第3四半期累計期間の売上高は1,056,242千円、営業利益は414,592千円、経常利益は414,167千 円、四半期純利益は285,482千円となりました。
なお、当社は「メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
(注1)総務省「平成27年通信利用動向調査」
(注2)株式会社CyberZ・株式会社シード・プランニング共同調べ「2016年 スマートフォン広告市場動向調 査」
(2)キャッシュ・フロー
第3期事業年度(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日)
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて211,535千円増 加し、830,714千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであ ります。
- 7 -
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により得られた資金は279,217千円(前事業年度は97,475千円の獲得)となりまし た。主な増減要因は税引前当期純利益329,776千円、売上債権の増加76,420千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は67,681千円(前事業年度は118,652千円の支出)となりまし た。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出65,896千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動によるキャッシュ・フローは発生しておりません(前事業年度は498,219千円の獲 得)。
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2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しておりま す。
(2)受注実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しておりま す。
(3)販売実績
当社の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は「メディア事業」の単一セグメントであります。
セグメントの名称
第3期事業年度
(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日)
第4期第3四半期累計期間
(自 平成28年6月1日 至 平成29年2月28日)
販売高(千円) 前年同期比(%) 販売高(千円)
メディア事業 994,031 155.5 1,056,242
合計 994,031 155.5 1,056,242
(注)1.最近2事業年度及び第4期第3四半期累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に 対する割合は次のとおりであります。
相手先
第2期事業年度
(自 平成26年6月1日 至 平成27年5月31日)
第3期事業年度
(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日)
第4期第3四半期累計期間
(自 平成28年6月1日 至 平成29年2月28日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) Google Asia
Pacific Pte. Ltd.
120,059 30.9 361,768 36.4 565,263 53.4
株式会社ジーニー 99,663 25.6 608,190 61.2 226,358 21.4 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
- 9 -
3【対処すべき課題】
当社が対処すべき主な課題は、以下の項目と認識しております。 (1) 新規事業の展開と新たな収益モデルの構築について
当社は、ゲーム攻略情報サイト「GameWith」の運営を行っておりますが、当社が今後も継続的に成長していく ためには、常にユーザーのニーズを把握し、新規コンテンツや周辺事業の展開を図ることにより、コンテンツを 充実させ、かつ新たな収益モデルの構築に取り組むことが重要な課題と認識しております。
そのためには、既存コンテンツの拡充だけでなく、高いシナジーが見込まれる領域を選別し、積極的にその拡 充を図る必要があります。具体的には、以下の通りです。
① 登録会員に対する付加価値創出
「GameWith」では平成26年9月より、利用規約、プライバシーポリシーに同意した上で会員登録を実施し ており、平成29年3月末現在、564,830名の登録があります。ユーザーは会員登録することで、無料で
「GameWith」内で会員限定コンテンツの閲覧等が可能となります。
当社では、今後登録会員のゲームの嗜好や属性を分析することで更なる付加価値の向上を行い、当社独自 のサービスを生み出し、将来的に一部有料課金モデルへの移行を検討することで、新たな収益モデルの構築 に取り組んでまいります。
② 事前登録機能の展開
当社では、平成28年10月より、「GameWith」の登録会員に対してアプリゲームの事前登録機能を提供して おります。現在の事前登録機能は、配信するゲームの情報を当社がいち早く通知するサービスとなっており ます。今後は、ゲームパブリッシャーと協働することでゲームアイテムを提供する等ユーザーに喜ばれる事 前登録機能を検討することで、新たな収益モデルの構築に取り組んでまいります。
③ 物販事業の継続的な拡大
当社では、平成29年4月より、ユーザーによりゲームを楽しんでもらうために、スマートフォンアクセサ リー等の商品企画、販売の開始しております。上記商品につき、より多くのユーザーに認知してもらうこと が課題であり、当該課題を解消するために、当社所属の動画出演者がプロモーションを行っていく等商品訴 求力の向上に努めることで、新たな収益モデルの構築に取り組んでまいります。
(2) 人材の確保及び組織力の強化について
当社が今後の継続的な成長のためには、特にサービス開発に係るエンジニアや、当社オリジナルの記事を作成 するライターの確保と既存社員の育成が重要な課題と認識しております。引き続き積極的な採用活動と社内研修 体制の強化及び社員が働きやすい環境を整備することで人材の確保及び組織力の強化に取り組んでまいります。
(3) 内部管理体制の強化について
当社がユーザーに安定したサービスを提供し、継続的に成長し続けるためには、内部統制システムの強化が必 要であると認識しております。そのため、事業等のリスクを適切に把握及び対処し、コンプライアンスを重視し た経営管理体制に重点をおくことで、引き続き内部管理体制の強化に取り組んでまいります。
(4) セキュリティシステム及び保守管理体制について
当社の展開する事業は、システムのセキュリティ及び保守管理体制の整備が重要であり、常にこれらの充実が 重要な課題であると認識しております。今後も、市場環境の変化に対応したセキュリティの維持及び保守管理体 制の整備を進める方針です。
(5) サービスの健全性と安全性の維持について
当社は、利用者が安心して利用できるサービスを提供することが、信頼性の向上並びに事業の発展に寄与する ものと考えております。これは、当社が運営する「GameWith」が、単なる情報メディアとしてではなく、ユーザ ー同士のコミュニケーションの場にもなっていることから、当社としてはその健全性と安全性に取り組むことが 不可欠であると認識しています。具体的には、個人情報保護等の法令遵守に取り組むだけでなく、サイト自体の 安全性を高め、利用規約の徹底やサイトパトロール等の体制強化のためにカスタマーサポート担当を定める等、 監視、サービスの健全性の維持に引き続き取り組んでまいります。
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4【事業等のリスク】
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項に は、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者 の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開 示しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める 方針であります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能 性のある全てのリスクを網羅するものではありません。
(1) 事業環境に関するリスクについて ① スマートフォンゲーム市場について
我が国のモバイルインターネットの利用環境につき、平成27年9月末のスマートフォン契約数は7,237万件 と、携帯電話端末契約数全体の56.9%まで達しており、スマートフォン契約数は今後も拡大するものと予測さ れております(注1)。また、スマートフォンの主たるコンテンツである国内のスマートフォンゲームの市場 規模も、平成23年度では480億円であったものが、平成27年度には8,950億円となっており、平成28年度には 9,250億円、平成29年度には9,450億円まで推移すると予測されております(注2)。
しかしながら、新たな法的規制の導入、技術革新、スマートフォンの普及減退、ゲーム開発事業者の動向等 により、市場の成長が大きく鈍化した場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (注1)株式会社MM総研「スマートフォン・MVNOの月額利用料とサービス利用実態(2015年12月)」 (注2)株式会社矢野経済研究所「スマホゲーム市場に関する調査結果 2015」
② インターネット広告市場について
当社は、メディア事業を主たる事業としており、インターネットの更なる利用拡大と環境整備が、事業の継 続的発展に不可欠であると考えております。日本国内のインターネット普及率は毎年増加しており、平成27年 のインターネット普及率は83.0%(注3)となっております。これに伴い、インターネット広告市場は、テレ ビ、新聞に次ぐ広告媒体へと成長し、今後も当該市場は拡大していくものと想定されます。特に、スマートフ ォン向け広告費に係る市場規模は平成29年度には5,369億円、平成30年度には6,182億円になると予測されてお ります(注4)。
しかしながら、広告市場は景気動向の影響を受けやすいため、今後急激な景気動向の変化が生じた場合に は、インターネット広告を含む広告需要に影響を及ぼす可能性があります。また、他の広告媒体の拡大や過度 な競争等により、インターネット広告の媒体としての価値が低下し、インターネット広告市場が順調に拡大し ない場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(注3)総務省「平成27年通信利用動向調査」
(注4)株式会社CyberZ・株式会社シード・プランニング共同調べ「2016年 スマートフォン広告市場動向調 査」
③ 競合について
当社は、ゲームの攻略情報を中心とした各種コンテンツを提供しておりますが、現時点で競合他社が多数存 在しているほか、参入障壁も高くないことから新規事業者の参入が相次いでおります。当社では、特に情報の 質にこだわり、他社との差別化を図っております。
しかしながら、競合他社との競争が激化し、ユーザーの流出またはページビュー(PV)数の減少等が生じた 場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(2) 事業内容に関するリスクについて
① ユーザーの嗜好の変化及び新規事業の展開について
当社は、ゲーム攻略情報サイト「GameWith」の運営を行っておりますが、当社が今後継続的に成長していく ためには、常にユーザーのニーズを把握し、新規コンテンツや周辺事業の展開を図ることにより、コンテンツ の充実、ユーザー数またはPV数を増加させ、併せて新しい収益モデルの構築に取り組むことが重要な課題と認 識しております。そのためには、既存コンテンツの拡充だけでなく、高いシナジーが見込まれる領域を選別 し、積極的にその拡大を図って行く必要があります。
しかしながら、トレンドやユーザーの嗜好の変化に応じたサービスを提供できない場合、または対応が遅れ た場合、ユーザーの流出またはPV数の減少等が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、新規事業の展開を行っていくうえで、必要な人材の確保、システム投資、広告宣伝費等の追加的な支 出が発生する可能性があります。また、当社を取り巻く環境の変化や、新規事業に係る不確定要素の存在等に より、当初の計画通りに結果が得られない場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
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② システムトラブルについて
当社は、ゲーム攻略情報サイト「GameWith」において、ユーザーに対して安定的にサービスを提供するため に、コンピュータシステムを構築しています。当社は運営サイトにおけるシステムトラブルの発生可能性を低 減させるために、安定運用のためのシステム強化、セキュリティ対策及びサーバーの分散化等の対策を行って おります。
しかしながら、地震、津波などの自然災害、火災、事故、停電などの予期せぬ事象の発生によって、当社の 設備または通信ネットワークに障害が発生した場合は、当社の事業活動が不可能になります。また当社もしく はインターネット・サービス・プロバイダーのサーバーが何らかの原因によって作動不能になる、または外部 からの不正アクセス犯罪等によりネットワーク障害が発生する可能性があります。これらの障害が発生した場 合には、当社の事業及び業績、さらに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。
③ ウェブサイト及びアプリ内の安全性及び健全性の維持について
当社では、当社のサイト内に掲示板を設け、ユーザー同士の交流の場を提供しており、不特定多数の利用者 同士が独自にコミュニケーションを図っております。そのため、当該掲示板には好意的な内容だけでなく、公 序良俗に反する内容、誹謗中傷等の悪意的な内容や、他社の知的財産権、名誉、プライバシー、その他の権利 等の侵害、その他不適切な投稿がなされる危険性があります。当社におきましては、ウェブサイト内の禁止事 項を利用規約に明記するとともに、利用規約に基づいた利用がされていることを確認するためにユーザーサポ ート体制を整備し定期的に書き込みの内容を確認しており、利用規約に違反した利用者に対してはユーザーサ ポートから改善要請等を行っており、また当社が不適切であると判断した場合には原則として書き込みの削除 及びユーザーの利用制限を行っております。
しかしながら、急激なユーザーの増加等により、不適切な投稿を当社が発見できなかった場合、または発見 が遅れた場合、ユーザーからの信頼の低下、さらに企業としての社会的信頼性の毀損により、当社の事業及び 業績に影響を与える可能性があります。
④ 広告掲載記事について
当社が運営するゲーム攻略情報サイト「GameWith」に掲載される広告は、広告代理店等が内容を精査すると ともに、当社独自の広告掲載基準による確認を実施し、法令違反や公序良俗に反する広告の排除に努めており ます。
しかしながら、人為的な要因等により当社が掲載した広告に瑕疵があった場合、当社の社会的信頼性の毀損 により、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑤ 特定取引先への集中について
「第2 事業の状況 2 生産、受注及び販売の状況 (3)販売実績」に記載のとおり、特定の取引先への 売上高の合計額は、当社の第3期事業年度において総売上高の97.6%となり、総売上高の大部分を占めており ます。当社におきましては、与信管理規程を設け、与信管理体制の構築・運用を行っており、また、既存取引 先との関係を維持しつつ、新規取引先の獲得にも注力していくことを継続的に行い、特定の取引先への集中度 をより低減させていく方針であります。
しかしながら、当該特定取引先の事業戦略の変化等何らかの理由により、取引金額が大きく減少した場合ま たは当該特定取引先を喪失した場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑥ 特定のゲームタイトルへの依存について
当社が運営するゲーム攻略情報サイト「GameWith」等においては、株式会社ミクシィが提供しているスマー トフォンゲームアプリ「モンスターストライク(モンスト)」等の特定のゲームタイトルに関するコンテンツ 提供及びそれに係るPV数の占める割合が高くなっております。また、ゲームタイトルごとにイベントが開催さ れ、イベント開催中は通常時よりPV数が多くなる傾向があります。
当社では取扱いゲームタイトルの分散化及びユーザーの嗜好に合ったコンテンツ選びを図っておりますが、 トレンドやユーザーの嗜好の変化に応じたサービスを提供できない場合、もしくは対応が遅れた場合、また は、ゲーム会社の都合によりイベントが中止される等ゲーム会社の事業活動・施策の影響によっては、ユーザ ーの流出またはPV数の減少等が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑦ プラットフォーム事業者の仕様変更について
当社では、「GameWith」への集客を高めるために取り扱うゲームに関連したSEO対策を実施し、ユーザーの利 便性を高めるためにアフィリエイトプログラムと連動した広告非表示サービスを提供しております。
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そのため、上記検索エンジンやアフィリエイトプログラムを運営するプラットフォーム事業者の仕様が変更 された場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 組織体制について
① 社歴が浅いことについて
当社は平成25年6月に設立された社歴の浅い会社であるため、期間業績比較を行うために十分な期間の財務 情報を得られず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報として不十分な可能性があります。
② 特定人物への依存について
当社の代表取締役社長である今泉卓也は、当社の創業者であり、設立以来、最高経営責任者として経営方針 や事業戦略の立案・決定及び事業推進において重要な役割を果たしております。
しかしながら、当社では、業務担当取締役及び事業部門長を配置する等、同氏に過度に依存しない経営体制 の構築を進めておりますが、何らかの理由により、同氏が当社の業務を継続することが困難となった場合、当 社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
③ 小規模組織に伴うリスク及び人材の確保・育成について
当社は従業員数(契約社員、臨時従業員含む)が、107名(平成29年4月30日現在)と小規模組織であり、内部 管理体制は相互牽制を中心としたものとなっております。今後、事業を拡大していくうえで、人員の確保及び 内部管理体制の強化を図っていく予定であります。
また、当社の求める人材、特にサービス開発に係るエンジニアや、当社オリジナルの記事を作成するライタ ーの確保が十分になされない場合や人材流出により必要な人材が確保できなくなった場合には、当社の事業及 び業績に影響を与える可能性があります。
(4) 法的規制について
① インターネット関連事業における法的規制
当社がインターネット上で運営しているメディア事業においては各種法的規制を受けており、具体的には、
「電気通信事業法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責 任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任制限法)」、「特定商取引に関する法律」、
「不当景品類及び不当表示防止法」等といった法的規制の対象となっております。当社では、上記を含む各種 法的規制に関して、法令遵守体制の整備・強化、社員教育を行っております。
しかしながら、今後インターネット関連事業者を対象とした法的規制の制定または改正がなされることで、 当社の業務の一部が制約を受ける場合、または新たな対応を余儀なくされる場合、当社の事業及び業績に影響 を与える可能性があります。
② 個人情報の取扱いについて
当社は、ゲーマーのためのクラウドソーシングである「GameWorks」を通じて、一部個人情報を保有しており ます。当社は、外部サーバーを利用して当該個人情報を保護するとともに、個人情報等管理規程等を制定し、 個人情報の取扱に関する業務フローを定めて厳格に管理を行っております。また、従業員に対して個人情報保 護に係る継続的な啓蒙活動を行うことで、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。
しかしながら、個人情報が外部へ流出した場合には、当社に損害賠償を含む法的責任を追及される可能性が あるほか、当社の社会的信頼性が毀損してしまうことにより、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があ ります。
③ 知的財産権に係る方針について
当社は、運営するサイトの名称につき、商標登録を行っており、今後展開を検討しているサービスを含め て、商標権の取得を目指す方針であります。当社の保有する知的財産の保護につき、侵害されないよう細心の 注意を払っておりますが、侵害されている恐れが生じた場合には顧問弁護士等と連携し、必要な措置を講じて まいります。また、商標権等の知的財産権の取得にあたり、その検討段階において、十分な検証を行い、ゲー ムパブリッシャーが有するコンテンツ等他社の知的財産権を侵害しないよう慎重に対応してまいります。 しかしながら、当社の知的財産権の侵害を把握しきれない場合や、侵害に対して適切な措置をとることが出
来ない場合、または当社のサービスを表す商標権等が当社以外の第三者に先に取得され、当社の競争力の減退 や、何らかの法的措置等が発生した場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
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(5) その他のリスクについて ① 配当政策について
当社は、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認 識し、事業基盤の整備状況、業績や財政状態などを総合的に勘案のうえ配当の実施の検討を行う予定でありま す。当面は、事業基盤の整備を優先することが株主価値の最大化に資するとの考えから、その原資となる内部 留保の充実を基本方針とさせていただく所存であり、現時点において、今後の配当実施の可能性及び実施時期 等については未定であります。
② 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
当社は、当社取締役、監査役、従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しておりま す。これらの新株予約権が権利行使された場合には、既存株主の保有株式の価値が希薄化する可能性がありま す。
平成29年4月30日時点での新株予約権による潜在株式数は900,000株であり、発行済株式総数8,200,000株の 11.0%に相当しております。
③ ベンチャーキャピタル等の株式保有割合について
平成29年4月30日時点でのベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下
「ベンチャーキャピタル等」という。)の保有当社株式数は5,100,000株であり、発行済株式総数8,200,000株 の62.2%に相当しております。
このベンチャーキャピタル等が保有する当社株式は、当社の株式上場日以降キャピタルゲインを目的に市場 で売却される可能性があり、当社株式の株価形成に影響を与える可能性があります。
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5【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
6【研究開発活動】
該当事項はありません。
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7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。 この財務諸表の作成には、資産及び負債、収益及び費用に影響を与える見積りを必要とする箇所がございます。こ れらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や取引状況等を勘案し、会計基準の範囲内でかつ合理的に判断 しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があることにご留意下さい。
(2) 財政状態の分析
第3期事業年度(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日) (資産)
当事業年度末における総資産は1,211,434千円であり、前事業年度末に比べ359,140千円増加いたしました。これ は主に売上高増加に伴い現金及び預金が211,535千円、売掛金が76,420千円、また、本社移転等に伴い有形固定資 産が65,140千円増加したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は251,672千円であり、前事業年度末に比べ138,646千円増加いたしました。これ は主に未払法人税等が62,580千円、未払費用が28,766千円、また、本社移転等に伴い資産除去債務が22,746千円増 加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は959,762千円であり、前事業年度末に比べ220,494千円増加いたしました。こ れは主に当期純利益の計上により利益剰余金が220,494千円増加したことによるものであります。
第4期第3四半期累計期間(自 平成28年6月1日 至 平成29年2月28日) (資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は1,496,228千円となり、前事業年度末に比べ284,793千円増加いたしま した。主な内訳は、売上の増加により現金及び預金が237,206千円、売掛金が51,922千円増加したことによるもの であります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は250,983千円となり、前事業年度末に比べ689千円減少いたしまし た。主な内訳は、賞与引当金が13,578千円増加したものの、未払法人税等が14,113千円減少したことによるもので あります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は1,245,244千円となり、前事業年度末に比べ285,482千円増加いたしま した。内訳は、四半期純利益の計上により利益剰余金が285,482千円増加したことによるものであります。
(3) 経営成績の分析
第3期事業年度(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日) (売上高)
売上高は、994,031千円(前事業年度比155.5%増)となりました。これは主に、PV数の増加により「GameWith」 での広告収入が順調に推移したことによるものであります。
(売上原価)
売上原価は、404,606千円(前事業年度比134.7%増)となりました。これは主に、人員増加に伴う人件費の増加 等によるものであります。
この結果、売上総利益は589,425千円(前事業年度比172.1%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、258,665千円(前事業年度比188.7%増)となりました。これは主に、人員増加に伴う 人件費の増加等によるものであります。
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この結果、営業利益は330,759千円(前事業年度比160.4%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は274千円(前事業年度比398.0%増)、営業外費用は1,257千円(前事業年度比50.3%減)となりま した。
この結果、経常利益は329,776千円(前事業年度比164.7%増)となりました。
(当期純利益)
法人税等合計は、109,282千円(前事業年度比260.6%増)となりました。 この結果、当期純利益は220,494千円(前事業年度比133.9%増)となりました。
第4期第3四半期累計期間(自 平成28年6月1日 至 平成29年2月28日) (売上高)
売上高は、1,056,242千円となりました。これは主に、既存の商材に加え、タイアップ広告や動画配信を行う際 の広告配信を行う等、「GameWith」を利用した新たな商材の展開に積極的に取り組んだ結果によるものでありま す。
(売上原価)
売上原価は、390,785千円となりました。これは主に、人件費、地代家賃、サーバ利用料であります。 この結果、売上総利益は665,457千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、250,864千円となりました。主な内訳は、人件費、サービス利用料、支払報酬であり ます。
この結果、営業利益は414,592千円となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は106千円となりました。主な内訳は雑収入であります。営業外費用は530千円となりました。主な内 訳は、為替差損であります。
この結果、経常利益は414,167千円となりました。
(四半期純利益)
法人税等合計は128,685千円となりました。この結果、四半期純利益は285,482千円となりました。
(4) キャッシュ・フローの分析
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッ シュ・フロー」をご参照ください。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因は「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(6) 経営者の問題意識と今後の方針について
経営者は「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載されている様々な課題に対処し、ユーザーにより良 いサービスを継続的に提供していくことが必要であると認識しております。そのため、経営者は、外部環境の変化 に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を把握するなかで課題を抽出し、それに対す る対応策を実施していく方針であります。
(7) 経営戦略の現状と見通し
当社の現在の主たる事業は、メディア事業でありますが、今後も継続して「GameWith」に経営資源を投下し、事 業拡大を図ってまいります。一方で、これまでユーザーのニーズの把握に努め、新作ゲームタイトルのレビュー情 報の提供を開始してきましたが、引き続き新規サービスのリリースにも積極的に取り組むことで収益基盤を強化 し、長期にわたって持続的な成長を促進してまいります。
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第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
第3期事業年度(自 平成27年6月1日 至 平成28年5月31日)
当事業年度において、実施した設備投資等の総額は89,669千円(資産除去債務23,330千円含む。)であり、その 主なものは本社オフィス移転に伴う内装工事及び動画配信用スタジオに係る工事によるものであります。また、当 事業年度における重要な設備の除却・売却はありません。
なお、当社はメディア事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
第4期第3四半期累計期間(自 平成28年6月1日 至 平成29年2月28日)
当第3四半期累計期間において、重要な設備投資はありません。また、当第3四半期累計期間における重要な設 備の除却・売却はありません。
なお、当社はメディア事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
2【主要な設備の状況】
当社は、国内に1ヶ所の拠点を設け、メディア運営を行っております。 以上のうち、主要な設備は、以下のとおりであります。
平成28年5月31日現在
事業所名 (所在地)
設備の内容
帳簿価額
従業員数 建物 (人)
(千円)
工具、器具及び備品
(千円)
ソフトウエア
(千円)
合計
(千円) 本社オフィス
(東京都港区)
本社設備 56,375 10,232 122 66,730 26(53)
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.本社オフィスは賃借しており、その年間賃借料は99,296千円であります。
3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む。) は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
4.当社はメディア事業の単一セグメントであるため、セグメントに係る記載は省略しております。
3【設備の新設、除却等の計画】(平成29年4月30日現在) (1)重要な設備の新設等
事務所名
(所在地)
設備の内容
投資予定金額
資金調達方法
着手及び完了予定年月
完成後の 増加能力 総額
(千円)
既支払額
(千円)
着手 完了
本社
(東京都港 区)
事務所 220,000 -
増資資金及び 手許資金
平成30年6月 平成31年5月 (注)2
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.完成後の増加能力については、計数的把握が困難であるため、記載を省略しております。
3.予定投資額の220,000千円は敷金を含んでおります。また、本社事務所は賃借することを予定しております。
(2)重要な設備の除却等 該当事項はありません。
2017/05/26 11:07:54/17331604_株式会社Game With_有価証券届出書(新規公開)
第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 32,800,000
計 32,800,000
(注)平成29年2月15日開催の臨時株主総会の決議により、定款の一部変更を行い、同日付でA種優先株式、B種優先株 式に関する定款の定めが廃止され、平成29年3月15日開催の取締役会決議により、平成29年4月1日付で普通株式 1株につき50株の株式分割を行ったため、発行可能株式総数は32,144,000株増加し、32,800,000株となっておりま す。
②【発行済株式】
種類 発行数(株)
上場金融商品取引所名又は登 録認可金融商品取引業協会名
内容
普通株式 8,200,000 非上場
完 全議 決権 株式 で あ り、 権利 内 容に な ん ら限定 のな い 当 社に お ける標準 とな る株 式であ りま す 。 単元 株 式 数 は 1 0 0 株 で あ ります。
計 8,200,000 - -
(注)1.当社は、平成29年2月15日付をもって、株主の請求に基づき、A種優先株式(24,000株)、B種優先株式
(20,000株)の全てを自己株式として取得し、対価として普通株式44,000株を交付しております。なお、当 社が取得したA種優先株式、B種優先株式につきましては、同日開催の取締役会決議に基づき同日付をもっ て全て消却しております。
2.平成29年3月15日開催の取締役会決議により、平成29年4月1日付で普通株式1株につき50株の株式分割を 行っております。これにより発行済株式総数は8,036,000株増加し、8,200,000株となっております。 3.平成29年3月29日開催の臨時株主総会決議により、平成29年4月1日付で1単元を100株とする単元株制度
を採用しております。
- 19 -
(2)【新株予約権等の状況】
会社法に基づき発行した新株予約権は、次のとおりであります。 第1回新株予約権(平成26年2月26日臨時株主総会決議)
最近事業年度末現在
(平成28年5月31日)
提出日の前月末現在
(平成29年4月30日)
新株予約権の数(個) 120 120
新株予約権のうち自己新株予約権の数(個) - -
新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 同左
新株予約権の目的となる株式の数(株) 4,800(注)1、6 240,000(注)1、6、7 新株予約権の行使時の払込金額(円) 500(注)2、6 10(注)2、6、7 新株予約権の行使期間
自 平成28年2月27日 至 平成36年2月26日
同左
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行 価格及び資本組入額(円)
発行価格 500 資本組入額 250
(注)6
発行価格 10 資本組入額 5
(注)6、7
新株予約権の行使の条件 (注)3 同左
新株予約権の譲渡に関する事項
新株予約権を第三者に譲渡 することはできない。
同左
代用払込みに関する事項 - -
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)5 同左
(注)1.当社が株式分割(株式無償割当を含む。)または株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数 を調整する。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で権利行使されていない新株予約権の目 的となる株式の数について行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てる。
調整後株式数=調整前株式数×分割・併合の比率
また、当社が吸収合併、新設合併、吸収分割、新設分割、株式交換もしくは株式移転を行う場合またはその 他やむを得ない事由が生じた場合には、新株予約権の目的となる株式の数は、合理的な範囲で調整される。 2.当社が株式分割(株式無償割当を含む。)または株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、
1円未満の端数は切り上げる。
調整後行使価額 = 調整前行使価額 ×
1 分割・併合の比率
また、当社が行使価額を下回る払込価額で募集株式の発行または自己株式の処分をする場合、次の算式によ り行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。
調整後行使価額 =
既発行株式数×調整前行使価額+新規発行株式数×1株当たり払込金額 既発行株式数+新規発行株式数
上記算式において「既発行株式数」とは、当社の発行済株式総数から当社が保有する自己株式数を控除した 数 とし 、 自己 株 式の 処 分を 行 う場 合 に は「新 規 発行 」 を「 自己 株 式の 処 分 」 、「 1株当 たり 払 込金 額」 を
「1株当たり処分金額」と読み替える。さらに、当社が合併する場合、会社分割をする場合、資本減少をす る場合、その他これらの場合に準じて行使価額を調整すべき場合にも、必要かつ合理的な範囲で行使価額は 調整されるものとし、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。
3.新株予約権の行使条件は次のとおりであります。
(1)新株予約権者が当社の取締役、執行役員、監査役または使用人のいずれでもなくなった場合、権利行 使ができない。
(2)新株予約権者が死亡した場合、その相続人は権利行使ができない。
(3)当社の株式が日本国内のいずれかの金融商品取引所に上場されるまでの間、権利行使ができない。
(4)新株予約権者が当社の懲戒規定に該当した場合及びこれに相当する行為を行ったと当社が判断した場 合で、対象者に新株予約権を行使させることが適当でないと合理的に認められる場合には権利行使が できない。
2017/05/26 11:07:54/17331604_株式会社Game With_有価証券届出書(新規公開)